お役立ちコラム
エアコンが冷えない4つの原因?修理が必要か判断するには
エアコンが冷えなくなった場合、修理が必要か判断が難しいですよね。
費用を考えると自分でできる対処法があれば試してみたいと考える方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、エアコンが冷えなくなる原因と、自身で対処が可能なのかをまとめました。
事例別に確認をして、業者に修理を依頼するべきか判断しましょう。
目次
エアコンが冷えない4大原因!どんなときに修理が必要?
エアコンが冷えないのには主に4つの原因があります。
自身でメンテナンスが可能な場合と、業者に依頼して修理が必要な場合が分かれるので確認しましょう。
1つひとつの確認ポイントを確実に点検するように心掛けると、原因が特定しやすく素早く対処できます。
時期によっては業者の修理は時間がかかる場合もあるので、余裕を持ったメンテナンスを心掛けましょう。
フィルターが汚れてしまっている
エアコンのフィルター汚れはエアコンが冷えない原因の1つです。
自身でケアが可能なので、こまめに掃除しましょう。
ほこりは放置するとカビが発生し、エアコンの風が呼吸器に悪い影響を及ぼします。
春や秋などエアコンを使わない季節になったらフィルターをきれいに掃除する習慣を持つのも重要です。
室外機の環境が悪い
室外機はベランダや庭などの屋外に設置されており、環境が悪いとエアコンが冷えづらくなります。
室外機の周りに物がある状態や、直射日光が当たる環境は室外機の機能を妨げます。
また、室外機は汚れやすいのも特徴です。
室外機は周囲も内部もきれいな環境を保つのが重要です。
自身でメンテナンスできる部分なので室外機の状態を確認する習慣をつけましょう。
冷媒ガスが漏れだしている
冷媒ガスとは、エアコンの内部に入っているガスで、室外機と室内機の間で熱を交換する働きをします。
ガス漏れは目に見えません。
エアコンが通常通り作動しており、フィルターや室外機にも問題がない場合はガス漏れの可能性があります。
ガス漏れは業者での修理が必要です。
ガス漏れの可能性があったら一度業者に連絡を取るとよいでしょう。
機械の故障を疑おう
これまでに紹介した原因のどれにも当てはまらない場合、エアコンの機械が故障している可能性があります。
● エアコンから風が出てこない
● エアコンのランプが点滅しており、掃除をしても改善されない
以上の場合、故障の可能性があるので業者に連絡を取りましょう。
エアコンの寿命は一般的に10年ほどといわれています。
故障したエアコンは修理をする・買い替えをするなど対処が必要です。
寒さや暑さが厳しい時期に作動しなくなると体調を崩します。
早めに対処するようにしましょう。
エアコンが冷えないときの修理方法
エアコンが冷えない場合はどのように修理すればよいのでしょうか。
冷えない原因ごとに、修理方法は異なります。
該当する原因に合わせた対処が必要です。
修理を自身でするのか、業者に依頼するのかは修理内容で異なるので確認しましょう。
業者への依頼が必要な場合に、自身で修理しようとすると却って状態が悪化します。
的確な判断ができるように、エアコンの修理が必要な原因の理解を深めましょう。
方法①フィルターを掃除する
フィルターの構造はエアコンの種類によって異なります。
説明書をよく確認したうえで、掃除用ブラシをつけた掃除機でほこりを吸い取ります。
ほこりがひどい場合にはフィルターを外し、水洗いをして陰干しをしましょう。
フィルターは中性洗剤を薄めたもので洗います。
フィルターの目を傷つけないように歯ブラシなどでほこりをかき出すとよいでしょう。
方法②室外機の環境を整える
室外機のまわりや内部の環境を整えるには、こまめなチェックが必要です。
● 室外機の周辺に物がないか
● 直射日光が当たらないか
● 室外機本体が汚れていないか
これらの項目を確認してから、原因となっている要素を取り除きましょう。
直射日光対策には、室外機用の日除けを使う方法もあります。
また、庭に室外機が設置されている場合、雑草などが室外機の周囲に生えていると、室外機の機能の妨げになります。
除草剤を使うなど、室外機の環境を整える工夫をしましょう。
方法③冷媒ガス漏れの場合
冷媒ガス漏れの場合は業者の修理が必要です。
メーカーに連絡を取り、冷媒ガスを補充しましょう。
冷媒ガス漏れは、取りつけの際の工事不備のほかに、室外機が倒れた場合や内部で腐食が進んだ場合に起こります。
ガス漏れ自体は徐々に進むので、何年も経ってエアコンが冷えづらくなる場合があります。
室外機から常温の風が出る、冷房を作動するとパイプに霜ができるなどが目安の症状なので確認しましょう。
方法④機械の故障の場合
エアコンが故障しているかはランプを確認しましょう。
点滅しているランプの種類で、どのような不具合が起きているか把握ができます。
ランプの種類はメーカーによって異なります。
ランプが点滅していたら、取り扱い説明書をよく確認して対応しましょう。
エアコンの寿命はおおよそ10年です。
購入から7~8年しか経っていない場合は買い替えより修理のほうが安く済む場合があります。
一度業者に状態を確認してもらうのも1つの手として考えましょう。
修理を依頼する。どれぐらいかかる?金額の相場
修理を依頼すると、気になるのが必要な費用です。
エアコンの修理費用は1万円ほどから10万円前後と大きく幅があります。
修理をする内容によって変動するので、一度見積りを出してもらうとよいでしょう。
● エアコンの水漏れ:3万円~7万円ほど
● 室内機の異音:3万円~4万円ほど
● 室外機の異音:1万円~8万円ほど
● エアコンやリモコンの起動不良:1万円~3万円
修理が多くの場合、部品の掃除や交換が必要です。
修理をするか買い替えをするかは、修理の相場を参考に検討するとよいでしょう。
まとめ
エアコンが冷えない場合はさまざまな原因があります。
修理や買い替えには費用がかかるので、まずは自身でメンテナンスする習慣をつけるとよいでしょう。
適切なメンテナンスと修理で、エアコンは長く使い続けられます。
安い買い物でないからこそ、エアコンの状態に気を配り、修理が必要かどうか判断できるよう心がけましょう。