お役立ちコラム
エアコンは洗浄スプレー使用後いつ稼働させる?
「エアコン洗浄スプレーを使ったけど、いつ稼働させるのかわからない…」
「間違ったタイミングでスプレー洗浄後にエアコンを稼働させ、故障させないか心配」
上記のような悩みを抱える方のために、この記事ではエアコンスプレーの上手な使い方・稼働のタイミングを紹介します。
エアコンスプレーで空調を綺麗にしてみたい方は、ぜひご覧ください。
目次
エアコン洗浄スプレー使用後の稼働タイミングは10分
エアコン洗浄スプレーをしたあと空調を稼働させるのに使うとよいタイミングは、使用から10〜15分程度です。
このタイミング目安は、エアコン洗浄スプレーを販売している「アース製薬」が、公式サイトで明示したものです。
洗浄スプレーを放置しすぎればカビ発生の原因に、早く稼働させすぎれば洗浄不足の原因となります。
適切な放置時間を見極め、空調機器の不具合や故障、洗浄不足を予防しましょう。
エアコン洗浄スプレーで故障が起こる原因3つ
適切な使用方法や故障の原因を知らないのが原因で、エアコン洗浄スプレー後に空調が故障する事例が多発しています。
洗浄スプレーで空調が壊れる原因を知り、使用後の不具合を未然に防止しましょう。
以下では、スプレー使用後にエアコンが壊れる主な原因3つを紹介するので、空調の不調を予防するための参考にしてください。
電装部分にスプレーがかかった
電装部分にかかったスプレーが原因となり、空調が故障する事例は多いです。
エアコン洗浄スプレーは、フィン(熱交換器)の部分を綺麗にするのを想定して作られています。
対応していない電装部分に液が掛かると、故障する可能性は極めて高いです。
スプレーをかけてはいけない電装部分に該当するのは、以下のような箇所です。
● 電気の配線
● 電源基盤などの部品
● ファンモーター
● 電源のプラグ(コンセント)
最悪の場合火災の原因にもなるため、スプレー時には水分防止の養生を行うのがよいでしょう。
排水をうまくできずドレーンホースが詰まった
エアコン洗浄スプレー使用後に上手く排水ができていないと、空調内に泡が溜まりドレーンホースを詰まらせがちです。
ドレーンホースが詰まると空調機器から水漏れが起こり、ショートでの故障や感電・火災などの原因となるため注意しましょう。
しっかり乾燥を行えば泡が綺麗に消え、ドレーンホースが詰まる故障を防げます。
スプレー使用後にはすぐエアコンを稼働させず、10〜15分以上の時間を置いて空調内の乾燥を行ってください。
エアコン洗浄スプレー使用後に異臭が発生した
エアコンスプレー使用後に、空調の風から異臭がする事例も多発しています。
この不快臭は洗浄スプレー内の成分や泡に、カビが繁殖し発生するものです。
空調機器の故障ではないためすぐ使用を中止する必要はありませんが、嫌な臭い
を周囲に発生させるため悩む方も多いでしょう。
空調内部にカビを発生させないためには、送風を行い中身を乾燥させるのが効果的です。
カビが発生しやすい時期に掃除を行う場合は、スプレー使用後に送風運転を3〜4時間ほど行うとよいでしょう。
エアコンが掃除後にうまく動かない時の対処法3つ
「エアコンがもし洗浄スプレー使用後に異常を起こしたら、どう対処すればいいの?」
スプレー後に異常が発生し、故障だろうかと不安に思う方は多いでしょう。
ここでは空調機器が掃除後にうまく動かない時の対処法3つを紹介するため、エアコンに不具合が起きて困っている方はぜひご覧ください。
使用後に送風や冷房で洗浄液を流す
洗浄スプレー放置後には、すぐ冷房運転・送風を行い内部を乾燥させましょう。
しっかりエアコン内部を乾燥させないと、ドレーンホースが詰まったり悪臭が発生したりする原因となります。
スプレー使用後には1〜2時間分ほど送風または冷房を稼働させ、空調内部の水分を完全に蒸発させてください。
カビが発生しがちな湿度が高い時期に清掃を行う場合には、より長い3〜4時間ほどの乾燥を行うと安心です。
コンセントやカバーのセット状況を確認する
空調機器の中にはカバーやコンセントが正しくセットされていないと、誤動作を起こす機種もあります。
空調そのものの故障は見当たらないのにもかかわらず、エアコンが稼働しない場合にはまずコンセントやカバーのセット状況を確認してください。
メーカーサービスや購入店に修理を依頼する
対策を行っても空調の不具合が直らない場合、基盤などの大事な部品にスプレーが付着しエアコンの異常を起こしている可能性があります。
ご自身で無理に修理をしようとせず、メーカーサービスや購入店に連絡し指示を仰ぐようにしましょう。
きれいにエアコンを掃除!洗浄スプレーの正しいやり方を解説
ここではエアコンスプレーを上手に使用し、空調を故障させずきれいにする方法を紹介します。
1. エアコンの電装部分や床・壁をビニールシートなどで養生する
2. 窓を開け換気をし、空調機器のコンセントを抜く
3. 空調機器のカバーを外し、フィンのホコリや汚れを取り除く
4. フィンにエアコンスプレーを1本すべて使い吹きかける
5. 10~15分放置する
6. 放置後に空調の冷房か送風を起動させ、1~2時間ほど丁寧に内部を乾燥させる
洗剤を控えめに使うと汚れが綺麗に溶かし切れず、ドレーンホースが詰まる原因となります。
空調をエアコン洗浄スプレーで掃除する時には、スプレーを丸ごと1本使い切りましょう。
まとめ
エアコン洗浄スプレーは、正しい使い方をしないと空調設備そのものを故障させかねない掃除用品です。
故障の原因になりかねない使い方は避け、正しい放置時間と使用方法で掃除を行ってください。
スプレー使用中に異変が起きた場合には、速やかにメーカーや購入店に問い合わせを行い事故を回避すべきです。
エアコン掃除がうまくいくか不安な方は、プロの清掃業者を頼るのもよいでしょう。